とつか整形外科皮フ科 院長ブログ -Blog-

2012年11月10日 土曜日

ラップ療法

先日もネットで調べて自宅のラップを使用して、重大な感染をおこしかけた患者様がいましたが、ついに
学会でも警鐘を鳴らすようです。


「ラップ使うな」熱傷学会が勧告 重篤な感染症の危険あり、特に乳幼児には禁忌
2012年11月8日 日本熱傷学会  カテゴリ: 一般内科疾患・一般外科疾患・救急

 日本熱傷学会の川上重彦代表理事は11月5日、熱傷に対し食品用ラップなどの非医療材料を用いて湿潤環境下に管理する局所療法(いわゆるラップ療法)は行ってはならないとする勧告を発表した。

 比較的深度が浅い熱傷に対し、創傷被覆材を用いて湿潤環境下に管理する方法は、一般的な治療法であると学会は認識している。医療材料である創傷被覆材には、常に感染には注意するよう明記されている一方、ラップなどの非医療材料にはそのような記載はない。学会によると、熱傷治療に精通していない医師がラップ療法を行い、未熟な管理を行った結果、感染症を生じたり、敗血症を起こして死亡したりする例が報告されているという。

 学会は、「日本では、熱傷の局所療法に優れた医療材料が使用できる状況にある。医師が食品用ラップのような非医療材料を用いて治療を行うことは厳しく制限されるべき」と態度を示し、特に乳幼児は抵抗力が弱く、重篤な感染症の危険があるため決して用いてはならないと強く勧告した。たとえ熱傷範囲が広くなくても、全身状態により重大な合併症を来す可能性があることや、適切な時期に手術的治療を施行しないと後遺症が生じる症例があることを認識してほしいと求めている。

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